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 文化芸術に携わる人たちと国会議員との意見交換会が14日、衆院第2議員会館で行われました。テーマは東京五輪開催の是非と文化政策についてです。参加者からは、「国民にはイベント自粛などを求めながら、なぜ五輪だけは止まらないのか」などの声が相つぎました。主催は、一般社団法人日本エンターテイメント連盟です。

 代表理事の白井博之さんは、コロナ禍でエンターテインメントがみぞうの困難に直面し、今もさまざまな自粛をするなかで五輪だけは開催することに「大きな違和感と不公平感がある」と指摘。「私たちの権利を守るために声をあげていきたい」とのべました。

 映画、音楽、演劇など各分野から発言。舞台演出家の秋葉舞滝子さんは、政府からの科学的・法的な根拠のない自粛要請とその撤回が繰り返され、政治への不信感が強まっていると強調し、「ワクチンの予約も取れない。こんな状態で、なぜ五輪だけは中止しないのか」と語りました。

 意見交換会では、文化庁の支援事業「ARTS for the future」の課題や問題点についても議論しました。

 日本共産党からは畑野君枝衆院議員と吉良よし子参院議員が参加。畑野氏は、東京などで4度目の緊急事態宣言が出されており、「今からでも五輪中止の決断をするべきです」と強調。文化芸術への支援事業をめぐっても、「文化の灯を消さないために、みなさんと声をあげていきたい」と話しました。

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(しんぶん赤旗 2021年7月15日付)