総がかり行動実行委員会は16日、女性の立場から、改憲の阻止、憲法を生かして国民の命、暮らし、生業(なりわい)を守る政治を求めるウイメンズアクションを東京・有楽町駅前で行いました。新型コロナ感染拡大防止のため、少人数で時間を短縮して行いました。

 司会を務めた菱山南帆子さんは、安倍前政権、菅政権が女性や子どもたちへの十分な支援や飲食店などへの補償を行ってこなかったと批判。科学的知見に基づく適切な対策もなかったと述べ、「集会で声をあげる、選挙で意思を示すことで社会を変えていける」と呼びかけました。

 青龍美和子弁護士は、菱山さんなど声を上げる女性への嫌がらせ・攻撃が深刻であるとし、「女性を萎縮させ、黙らせようというもので、菱山さんだけでなく女性全体への攻撃だ」と訴えました。

 野党の国会議員も駆け付けました。日本共産党の畑野君枝衆院議員は森喜朗・前東京オリンピック・パラリンピック組織委会長による女性べっ視発言に多くの女性が声をあげ、辞任に追い込むなど「みなさんの声が世界を大きく変えてきた」と強調。今夏に予定されるオリンピック・パラリンピックについて「きっぱり中止し、コロナから都民・国民の命を守ることに力を尽くすべきです」と語りました。

 

(しんぶん赤旗2021年4月17日付)