11月26日、南アルプスにトンネルを掘るリニア中央新幹線計画の凍結・見直しを求める署名4039人分を、日本勤労者山岳連盟(労山)のみなさんから、本村伸子衆院議員と武田良介参院議員とともに受け取りました。同署名の提出は2018年7月に続き2回目で、合わせて1万5170人になりました。
労山の浦添嘉徳理事長は生物多様性の屋台骨で貴重な山岳自然環境が広く残されている南アルプスの価値を強調。他の山岳団体の自然保護担当者から「表立った運動はできないが、気持ちとしては大反対だ」と協力してくれていることも紹介し、「後世に豊かな自然を残していくのが山岳人の仕事だ」と決意を語りました。
竹本幸造自然保護委員長は、「外環道では“大深度だから影響ない”といいながら実際は陥没した。リニアも“掘ってみたら影響が出ました”では困る。リモートで会議ができる時代に、自然を壊してまで速く運べるだけが取りえの物をつくる必要があるのか」と計画を批判しました。