3月5日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が演劇や音楽の公演自粛を要請した影響を把握するため、日本オーケストラ連盟(オケ連)と日本児童・青少年演劇劇団協同組合(児演協)と懇談し、実情を聞きました。
オケ連の桑原浩常務理事・事務局長は、2月29日以降中止が決まった公演を挙げ、「最終的には250ほどの公演中止になるのではないか。このまま続けば、4月末ごろから資金繰りが厳しくなり、つぶれるところも出るかもしれない」と危惧を表明し、「せめて助成金を出すと決まっている分は、公演中止でも助成金を出してもらえるようになれば」と要望しました。
児演協でも厳しい現状が出され、鈴木徹専務理事は、「3月公演の中止が相次ぎ、史上最悪の危機。融資拡大されたとしても今月の給料が払えるかどうかもあやしい。今月中に現金を補てんしなければ各劇団は回せなくなる」と訴えました。