3月24日の衆院文部科学委員会で、文科省が「一律休校」からの学校再開に向けて同日付で出したガイドラインについて、子どもたちが安全に通えるよう、きめ細かな環境整備や支援を求めました。
文科省が出したガイドラインは、密閉空間等を避けることや検温、近距離での会話時のマスク使用等を示しています。ガイドラインについて、マスクや消毒液、非接触の体温計の配備など「安全に登校できるよう具体的な支援を」と求めると、萩生田光一文科大臣は「きめ細かいQ&Aを直ちに追加で出す予定だ。ご指摘があればお知らせいただきたい」と述べました。
さらに、休校中の遅れを取り戻すための7時間授業や夏休み短縮の動きが出ていることを指摘し、「子どもに過度な負担がかからないよう学習内容の精選が必要だ」とただしたのに対し、萩生田文科大臣は「(遅れを)取り戻すためにガツガツやりましょうとは望んでいない」と答えました。
また、就学援助制度や学生・高校生の学費納入などに関し、家計の急変に対応するよう求めました。