学生一律学費減免を
FREEが文科省に要請
「高等教育無償化プロジェクトFREE」(FREE)は7日、参院議員会館で新型コロナ感染拡大にかかわる学生支援について文科省に要請しました。4月から取り組んできた、コロナ禍での学生生活の影響調査をもとにしながら、すべての学生を対象に一律学費減免を実現することなどを求めました。
要請書では、学生2000人の実態調査をもとに、「学生支援緊急給付金」の要件見直しや、授業料なしに留年・休学できる制度をつくることなど9項目を要求。第2次補正予算の予備費10兆円のうち、1兆~2兆円で実現可能だとして、「学生の未来と日本社会の未来を守るために、政府に決断を求めます」としています。
「学生支援緊急給付金」について文科省の担当者は、支援の基準が各大学でバラバラな点は今後の課題としながらも「支援のスピードと公平性、どちらを重視するか考えなければならない」と発言。
FREE代表の岩崎詩都香さんは、「どちらも追求してほしい。そのために、すべての学生を一律に支援できる制度をぜひ実現してほしい」と訴え。中央大学2年生は、緊急給付金の周知も含め、不十分な実態が調査で明らかだとして、「当事者の声を反映してほしい」と求めました。
日本共産党の畑野君枝衆院議員、吉良よし子参院議員、立憲民主党の水岡俊一参院議員が同席しました。
(8月8日しんぶん赤旗)