実習前の学生 PCRぜひ
オンライン はたの氏と大学関係者懇談
日本共産党の、はたの君枝衆院議員は7日、神奈川県内大学関係者10人とオンラインで懇談しました。新型コロナ禍のもとほぼ全員がオンラインで講義を開いており、課題について意見を交わしました。
教授らは、現地調査や実習、演習が十分行えず、再開できたところも感染拡大により中止となる可能性もあると説明。「学生が実習に出る前にPCR検査を受けられたらとても助かる」と訴えました。
また、携帯電話で講義を受ける学生も多く通信料を補助してほしい、自宅に学習環境がない学生も多いため公共図書館を学習の場として提供してとの求めがありました。
ほぼ全員が業務負担増と話し、「学生の通信量を低減するため学生側の音声・画像の発信を止めて講義を行うが、真っ黒な画面に向かって90分間話すのは厳しい」「毎回、講義の準備と学生への課題を作成し採点する。通勤時間はなくなったが労働時間は増えた」との意見がありました。
業務負担の増加などから研究が進められないとの状況も出され、業績評価や研究費の助成などにも影響が出るため「特例措置などで対応してほしい」との要望がありました。
今後は対面とオンラインの両方への対応が必要で、自宅が遠方で下宿先もなく困っている学生もいるとの課題が出されました。
はたの氏は「国も現場の実態が十分つかめていない。学生とも連携して声を届けたい」と応じました。
(8月9日しんぶん赤旗)