日本共産党の小池晃書記局長は5日、川崎市の合同演説(日本共産党と川崎民主市政をつくる会の共催)で、いずれも22日投票の総選挙(10日公示)、市長選(8日告示)、市議補選(13日告示)について「国政と市政を一気に変えるビッグチャンスです。政治を変える一票をどうか広げてください」と呼びかけ、大きな拍手に包まれました。はたの君枝比例予定候補(10区重複)、市古(いちこ)ひろかず市長予定候補=無所属新、日本共産党推薦=、後藤まさみ市議予定候補が決意表明しました。
小池氏は、神奈川県では衆議院小選挙区1、4、6、7、12の各区で立憲民主党と、15区では社民党と候補者一本化で合意に達したと報告。全国でも多数の選挙区で一本化が実現したとして「安倍政権打倒の流れを一握りの政治家にリセットさせるわけにいかない。逆風をはねのけ、さらに強い野党共闘を実現しよう」と訴えると、ひときわ大きな歓声と拍手が起こりました。
はたの予定候補は、安保法制=戦争法に加わった米艦防護の任務によってアメリカの武力紛争に日本が自動的に加わることになったと述べ、「一番狙われるのは神奈川・川崎です。日本が戦争に巻き込まれる安保法制は直ちに廃止させよう」と力を込めました。
市古市長予定候補は、川崎市の予算約7000億円の2%、140億円で保育園3000人分増設、特養ホーム1200人分開設、小3・中1の35人学級など五つの政策が実現できると指摘。無駄な臨海開発をやめれば財源はさらに生まれるとして「市民とともにこの街を変えたい。乱開発市長さようなら、憲法市長こんにちは」と語りかけるように訴えました。
後藤市議予定候補は「大切なのはあなたの暮らし。どうか市古市長の下で働かせてほしい」と訴えました。
野党共闘を求める市民団体「なんてん~神奈川10区の会」の藤井秀壮さんと、社民党川崎市連合の大塚真一代表が応援演説。藤井さんは、神奈川10区の民進党候補が希望の党に移ったと報告し、「事実上、はたの君枝さんに一本化された。非常にすっきりした。沖縄のあかみね(政賢)さんに続き、選挙区選出議員を実現したい」と力を込めました。
(「しんぶん赤旗」提供)