米原子力空母ロナルド・レーガンの横須賀港(神奈川県横須賀市)配備から丸2年となった1日、市内で、原子力空母の横須賀港永久母港化に反対する集会が開かれ、1500人が参加しました。実行委員会の主催。
全労連の小田川義和議長は、安保法制の下で米軍と自衛隊の一体化が進んでいる中、他国の攻撃が目的の空母はいらないと強調。「総選挙で安保法制に反対する市民と野党の共闘を前進させ、原子炉も空母も基地もなくす力にしていこう」と訴えました。
日本共産党の、はたの君枝前衆院議員(南関東比例・神奈川10区重複予定候補)は、国民に知らせずに海自護衛艦が米イージス艦に給油していたことを批判。日本が米軍の武力紛争に巻き込まれる危険性を初めて明らかにした国会論戦を報告し「戦争を呼び込む安保法制は何としても廃止しなければなりません」と強調しました。
比例予定候補の岡崎ゆたか(13区重複)、若林やすひさ(7区重複)両氏と、せと和弘11区予定候補も参加しました。
集会後、参加者らは「横須賀に原子炉いらない」「艦載機の爆音なくせ」とコールしながら繁華街をデモ行進しました。
反原発の国会前行動に参加して横須賀の原子力空母の問題を知り、昨年初めて集会に参加したという女性(40)=川崎市=は「移動する原子炉なんて余計にたちが悪い。デモや集会の頭数にしかなれないけれど、多くの人に知らせたい」と話しました。
綾瀬市の古塩政由、大和市の大木哲、相模原市の加山俊夫の3市長からメッセージが寄せられました。
(「しんぶん赤旗」提供)