2017年4月11日(火)

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(写真)法案成立を求め集まった女性たち=10日、国会内

 女性参政権が行使され71年となった10日、「政治分野における男女共同参画推進法案」の今国会成立を求める集会が国会内で開かれました。「クオータ制を推進する会」(赤松良子代表)の主催で、160人超が集まりました。

 同法案は、国政や地方議会の選挙で「男女の候補者の数ができる限り均等となる」よう、政党などに自主的な取り組みを求めるもの。61団体が賛同した要望書を与野党各党に提出しました。

 赤松氏は女性参政権獲得の歴史にふれ「先達の長く、つらい運動のもとに今日の私たちがある。次の世代にバトンを渡さないといけない」とあいさつ。三浦まり・上智大学教授は、日本の女性議員比率(衆院)は193カ国中164位と、順位が下がり続けていると指摘しました。集会には科学者や研究者、地方議員などの女性たちが集まり、意思決定の場である議会を男女半々とするよう求める発言が続きました。

 集会には与野党の国会議員18人が参加。日本共産党からは超党派議員連盟のメンバーである高橋千鶴子、畑野君枝の両衆院議員が出席しあいさつしました。(しんぶん赤旗」提供)