2017年4月6日(木)
日本共産党など野党4党1会派の女性議員有志は5日、性犯罪に関する刑法改正案の審議を「共謀罪」法案より先行させ、「一刻も早い性犯罪の厳罰化を実現」させるよう、衆院議院運営委員会の佐藤勉委員長に要望書を手渡しました。
要望は、与党が「共謀罪」法案について6日からの審議入りで合意したことを受け、緊急に行われたもの。要望書は、性犯罪の審議を後回しにすることは「性犯罪・性暴力被害者のことなど後回しにしてもいいのだと国会が宣言するものだ」と批判し、性犯罪の厳罰化を早急に審議するよう求めています。
日本共産党からは、池内さおり、高橋千鶴子、畑野君枝、斉藤和子の各衆院議員が参加しました。
民進党の阿部知子衆院議員は要望後、記者団に「(性犯罪の厳罰化は)一日も早い成立が待たれる。性犯罪が軽微な罪とされていることから被害者も泣くに泣けない状況だ。きちんと厳罰化してほしいとの思いで集まった」と述べました。佐藤委員長は、「思いは分かりました。やれるだけのことはやる」と応じたといいます。
(「しんぶん赤旗」提供)