2017年3月12日

 

 東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から6年を迎えた11日、首都圏反原発連合(反原連)は国会・首相官邸前で「福島・祈りを超えて」と題して抗議行動を行いました。原発再稼働と一体で福島の切り捨てを進める安倍政権に対して、8000人(主催者発表)の参加者は「原発いらない」「福島守れ」「安倍政権を倒そう」と声をあげました。


志位氏がスピーチ

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(写真)「原発なくせ、再稼働するな」と抗議する人たち=11日、国会正門前

 「再稼働反対」などのプラカードを持った人たちを前に、反原連のミサオ・レッドウルフさんは主催者あいさつで「前を向いて声をあげ続けよう。原発に回帰し、福島を切り捨てる政権を倒そう」と訴えると「そうだ」の声があがりました。

 福島の代表や文化人、著名人、野党4党の議員らがスピーチ。

 「いわき放射能市民測定室たらちね」の鈴木薫事務局長は「まだ6年しかたっていないのに福島が大丈夫だというわけにいかない。これからもたたかっていこう」と発言。市民連合・学者の会の佐藤学東京大学名誉教授は「反原連のたたかいが市民連合のたたかいにつながっている。安倍政権から日本を取り戻し、原発をやめ美しい日本を取り戻そう」と力を込めました。

 日本共産党、民進党、社民党、自由党の代表らがあいさつ。日本共産党の志位和夫委員長は、原発再稼働のために福島を切り捨てる政治は許せないと述べ、「総選挙で野党と市民の共闘を必ず成功させ、安倍政権を倒し、再稼働を止め、『原発ゼロの日本』への道を開こう」と訴えました。野党議員が手をつないで掲げると「野党は共闘」の声援と拍手がわき起こりました。

 共産党からは笠井亮、池内さおり、畑野君枝、藤野保史の各衆院議員、吉良よし子参院議員も参加しました。(「しんぶん赤旗」提供)