2017年1月27日
70歳以上の医療費負担の限度額引き上げをはじめとする患者負担増の具体化が進むなか、全国保険医団体連合会は26日、「今こそストップ!患者負担増 キックオフ集会」を国会内で開き、医師ら約120人が集まりました。
今国会では、ほかに「65歳以上の療養病床の居住費の引き上げ」「低所得者の後期高齢者保険料の軽減措置の廃止」などを盛り込んだ予算案が審議される予定です。集会で宇佐美宏副会長は「国民を身ぐるみはぐような負担ラッシュだ」と批判。住江憲勇会長は「世論で食い止めよう」と訴えました。患者負担増ストップを求める署名を広げていくことを確認しました。
全国から集まった医師たちは「患者負担増は疾病を悪化させ、結果として医療費を増大させる」「日々患者さんと接していて、これ以上の負担増はもう耐えられないと痛切に感じる」などと発言しました。
集会には日本共産党、民進党、無所属の国会議員が出席。日本共産党は畑野君枝、本村伸子の各衆院議員、岩渕友、倉林明子、武田良介、山添拓の各参院議員があいさつしました。
( 「しんぶん赤旗」提供)