“不登校 問題視やめて” 畑野、大平両氏が参加

「不登校の子どもたちの声を聞いて」と、(右から)大平、畑野の両衆院議員=19日、東京都千代田区

「不登校の子どもの声を聞いて」と訴えるデモ参加者と、(右から)大平、畑野の両衆院議員=19日、東京都千代田区

 「不登校の子どもたちの声を聞いてください」-。不登校を「問題」として扱う教育機会確保法案に反対するスタンディングデモが19日、国会周辺で行われました。主催は、不登校・ひきこもりを考える当事者と親の会ネットワークです。
 子どもには「休息すること、遊ぶこと」が子どもの権利条約でも認められています。学校で傷ついて不登校になった子どもたちには、休息することが何よりも重要です。法案については、子どもたちが自分の意見や意思を表明する機会が保障されていない重大な問題があると指摘されています。
 東京都江東区の平野浩子さん(49)は「新しい法律をつくることよりも、なぜ子どもたちが学校へ行けなくなってしまったのかを考えるべきです。変えるべきは、子どもたちを苦しめる学校ではないでしょうか」と訴えました。
 日本共産党からは、畑野君枝、大平喜信両衆院議員が参加しました。

2016年10月20日付 しんぶん赤旗14面に掲載