「ＴＰＰ阻止へ運動を強めよう」と確認した情報交換会＝１２日、衆院第２議員会館

　「ＴＰＰを批准させない！全国共同行動」は１２日、ＴＰＰ批准阻止に向け、市民と国会議員との情報交換会を衆院第２議員会館で行いました。
　日本共産党の畠山和也、畑野君枝の両衆院議員、民進党の福島伸享衆院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員が参加し、国会情勢の報告と批准阻止への決意を表明しました。
　畠山氏は、輸入米の「売買同時契約」（ＳＢＳ）での輸入業者が卸売業者に「調整金」を渡していた問題での農林水産省の調査について「『調整金』がどのような影響をもたらしたかという疑問に全く答えていない」と批判。「国産米と輸入米の価格が同等という前提が崩れた。政府はＴＰＰの影響試算をやり直すべきだ」と語りました。
　畑野氏は「国民の声を受け政府をただすのは国会の役割だ。野党が結束して必ず批准を阻止したい」と語りました。
　福島氏は「輸入米の価格がどうなったか解明されていない。全力でＴＰＰを阻止する」とのべました。
　伊波氏は「沖縄の経済を支える農業や皆さんのくらしを守るため力を尽くしたい」と語りました。
　会場からは「ＴＰＰは国の主権を差し出すものだ。批准など許さない」などの声とともに、質問もだされ、各議員が答えました。

しんぶん赤旗10月13日付　5面に掲載