神奈川 市民団体が決意
ノーベル平和賞発表を受けて改憲する鷹巣さん(左から2人目)ら=7日、相模原市南区
市民団体「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」は7日、相模原市南区で、支援者らとともに、インターネット中継で2016年のノーベル平和賞発表を見届けました。
同実行委員会は「戦争放棄を定める憲法9条を保持している日本国民」を受賞対象とし、活動を展開。ノミネートは3年連続3回目でした。国会議員73人、日本の大学教授ら99人、韓国の大学教授ら9人の計181人が推薦人となり、推薦の署名は、同日現在で72万58人分を集めました。
平和賞の発表をうけ、共同代表で発起人の鷹巣直美さんは、コロンビア大統領の受賞を祝福。「(日本国民の)受賞はなりませんでしたが、憲法に違反する安保法制(戦争法)は無効です。安保法制を廃止し、人権尊重、国民主権、平和主義は取り戻せると確信しています。9条を輝かせる取り組みを続け、9条を世界にともに広げよう」 と語りました。
推薦人から、東アジア平和研究所所長・翰林(ハルリム)氏、聖心大学教授の尹載善(ユン・ジェソン)氏、名古屋学院大学の飯島滋明教授、畑野君枝(日本共産党)、本村賢太郎(民進党)の2衆院議員と小西洋之参院議員(同)が出席。後藤祐一衆院議員(同)も参加しました。畑野氏は「世界とアジアの平和は9条実現にこそある。受賞に向けて、議員の役割を果たしたい」とあいさつしました。
10月9日付 しんぶん赤旗7面に掲載