遺族団体シンポ 野党議員が参加

シンポジウムで発言する(左から)福島瑞穂参院議員、畑野君枝衆院議員、近藤昭一衆院議員=8月15日、東京都内

シンポジウムで発言する(左から)福島瑞穂参院議員、畑野君枝衆院議員、近藤昭一衆院議員=8月15日、東京都内

 閣僚らの靖国神社参拝に抗議し1986年に結成された戦災遺族団体「平和遺族会全国連絡会」(西川重則代表)が終戦記念日の8月15日、都内でシンポジウム「8・15集会 安保法を無効にするためいかに闘うか」を開催しました。日本共産党の畑野君枝衆院議員、民進党の近藤昭一衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員がパネリストとして参加しました。

この日は安保法(戦争法)の発動を阻止するための各党の戦略や、市民運動との連携について議論しました。

 畑野氏は戦争法の裁決強行以降の1年足らずを振り返り、「悪法は作られたが、市民はあきらめるどころか反対運動を継続した。国会でも野党共闘をぶれずに続けられた背景にはこうした市民の声がある」と語りました。一方で、「選挙で結果を出すのも大切。国会で戦争法を廃止する多数を実現できるよう頑張る」とも述べました。

 福島氏は「明文改憲にすさまじい危機感を持って今日を迎えている」と発言。近藤氏は「野党共闘は大きな成果を挙げた。今後も連携を深めていくことが大切だ」と述べました。

 同連絡会の西川重則代表は「今こそ主権者である私たちが日本国憲法に習熟する必要がある。9条だけが重要なのではない。その上で、自民党憲法草案を徹底批判していこう」と呼びかけました。民進党の小西洋之参院議員もあいさつしました。

( 「しんぶん赤旗」2016年8月16日(火)付け15面に掲載 )