(写真)オスプレイ整備のための工事が進む陸自木更津駐屯地の格納庫を視察する(右3人目から)斉藤、畑野両衆院議員ら=24日、千葉県木更津市

(写真)オスプレイ整備のための工事が進む陸自木更津駐屯地の格納庫を視察する(右3人目から)斉藤、畑野両衆院議員ら=24日、千葉県木更津市

 日本共産党の畑野君枝、斉藤和子の両衆院議員は8月24日、米海兵隊オスプレイの整備拠点として計画されている千葉県木更津市の陸上自衛隊木更津駐屯地を訪ね、基地内を調査しました。

 千葉県平和委員会や千葉土建、千葉労連など住民団体の代表ら約30人の参加者とともに、畑野氏らはオスプレイを整備する予定の格納庫を視察。格納庫は基地内で最も大型の延べ床面積約5000平方メートルの建屋で、4機分のオスプレイを同時に整備できる広さと分かりました。

 調査に先立ち、一行は駐屯地の幹部からオスプレイ配備計画の説明を聞きました。参加者は、オスプレイ飛来に伴う騒音や低周波の市民生活への影響、配備計画について住民説明会がまともに開かれないことに住民の不安が高まっていると指摘しました。駐屯地側は「懸念は払拭(ふっしょく)したい」と答えるにとどまりました。

 調査を終えた畑野氏は「騒音などオスプレイ配備の問題点に明確な答えがないまま準備を進める、米軍最優先の計画だと実感した。厚木や横田など首都圏各地の反対運動と連帯して、怒りの声を広げていく」と語りました。

 椎葉寿幸(かずゆき)党県副委員長と丸山慎一、寺尾賢、三輪由美の各千葉県議と浅野史子・党国会議員団千葉県事務所長らが調査に参加しました。

(2016年8月25日付「しんぶん赤旗」に掲載 )