平和な神奈川県へ 願いを共産党に
あさか氏決意、畑野氏も訴え
22日公示の参院選(7月10日投開票)で野党共闘の成功と日本共産党の躍進を必ずと7日、小池晃書記局長を迎えた緊急街頭演説が川崎市のJR川崎駅前で行われました。聴衆の輪が幾重にも広がり、熱い訴えにガッツポーズで応える女性の姿も。通りがかりで足を止めた人たちが拍手する姿もみられました。
改選4の神奈川選挙区をたたかうあさか由香予定候補は、長時間労働などの実態にふれながら、「8時間働けば誰もがふつうに暮らせる社会をつくりたい」と決意を表明しました。
畑野君枝衆院議員が、川崎市内でヘイトスピーチ(差別扇動行為)デモを中止に追い込んだ市民のたたかいに言及。これを受け、小池氏は「ヘイトスピーチを許さない党派を超えたたたかいに心からの敬意を表します。ご一緒にがんばりましょう」と切り出しました。
小池氏が、金銭授受問題を抱えた甘利明前経済再生担当相が睡眠障害を理由に国会を欠席し続けてきたのに国会閉会後に活動再開を表明したことについて「国会に出てくるのが怖くて眠れなくなっただけではないでしょうか」と訴えると「いいぞ」の声が。「政治とカネの問題をただそう」と呼びかけました。
小池氏は、この日、4野党が「市民連合」の政策要望書に署名し、戦争法の廃止のみならず給付制奨学金の創設、男女賃金格差の是正など多岐にわたる政策で合意したことを報告すると大きな拍手が。「すべての野党統一候補を勝利させよう」「日本共産党が伸びてこそ野党共闘を力強く前進させることができる。この党を伸ばして安倍政治を終わらせよう」と訴えました。
小池氏が、沖縄県で基地あるがゆえに繰り返される犯罪や県議選で新基地ノーの民意が示されたことにも触れ、「沖縄に次いで米軍基地が多く、米軍人の犯罪が絶えないのが神奈川です。基地のない平和な沖縄と神奈川への願いを日本共産党に託してください」と訴えると、大きな拍手がわきました。
(2016年6月8日 しんぶん赤旗に掲載)