日本共産党の畑野君枝衆院議員、君嶋ちか子県議と川崎市議団の市古映美、佐野仁昭、大庭裕子、渡辺学の4議員は2日、中原警察署(川崎市中原区)に対して、ヘイトスピーチ(差別扇動行為)を行うデモの道路使用を許可しないよう要請しました。椎葉かずゆき参院比例予定候補が同席しました。
ヘイトデモを計画している人物は、過去にもヘイトスピーチを繰り返し主催。今回は、5日に川崎区でデモを行うとインターネット上で告知していました。
これに対し市議会は5月30日、議員全60人の賛同のもと、市に対して、ヘイトスピーチ根絶のため断固たる措置を取るよう要望。市は31日、公園使用を不許可処分としました。
ところが主催者は、開催地を中原区に変えてデモを行うと告知。中原署に道路の使用許可を申請しました。
要請で参加者は、6月5日は、ヘイトデモ出発地とされる中原平和公園内の市平和館で「平和をきずく市民のつどい」の開催が予定されており、主催者や参加予定の市民が不安に感じていると説明。
市議会と市の対応や、「不当な差別的言動は許されない」とする反ヘイトスピーチ法(5月24日成立、今月3日公布予定)の趣旨を踏まえた対応を要望しました。
2016年6月3日(金)しんぶん赤旗