和歌山大学長と懇談
安倍政権が国立大学運営費交付金の大幅削減と授業料引き上げを狙う問題で、日本共産党の畑野君枝、宮本岳志両衆院議員は25日、和歌山大学の瀧寛和(たき・ひろかず)学長らと懇談し、意見交換しました。
畑野議員は、来年度予算案について「国立大学協会や学長らの運動で、運営費交付金の総額は前年度と同額になっているが、財務省は再来年以降、人件費などにあてる運営費交付金を削ろうとしています。運動をさらに広げたい」とのべました。
瀧学長は「来年度は据え置かれたが、運営費交付金がさらに削られるとすれば困ります。教職員を減らさなければなりません」と話しました。
畑野議員が交付金削減と学費値上げに反対する党のアピールを説明すると、瀧学長は「高い学費は、日本社会の大問題。私学関係者とも力合わせて解決していきたい」とのべました。
宮本衆院議員は「政府は『地方創生』と言うが、地方大学はその地方にとってなくてはならない存在。交付金を充実させるべきだ」と語りました。
懇談には、松坂ひでき県議、下角力党県委員長、土井誠党学術・文化委員会事務局次長が同席しました。
(「しんぶん赤旗」2015年12月26日(土曜)付け 13面より掲載)