学校図書館問題で懇談会
全日本教職員組合学校図書部は7日、国会内で「学校図書館問題懇談会」を開きました。全国から30人余が参加。集会後、文部科学省、国会議員に要請をしました。
要請書は、▽すべての学校図書館に専任・専門・正規の学校司書を配置▽学校図書館に学校司書を必須の専門職として位置づける▽学校司書を学校教育法など関連法規に位置づける▽改正学校図書館法の付則および付帯決議をふまえ、すみやかに検討をおこない、具体的な措置を講じる―ことなどを求めています。
好岡和男学校司書部部長は、「改正図書館法が今年4月1日に施行されたことは、学校図書館を充実させる大きな第一歩、運動はこれから」と話しました。
全国の参加者からは、専門性をもった専任の学校司書の雇用が少ないなど、各地の現状が報告されました。
日本共産党からは、畑野君枝衆院議員、田村智子参院議員秘書、本村伸子衆院議員秘書が出席。畑野氏は、「法改正の際、日本共産党は修正案をだすなどのとりくみをしましたが、『専任・専門・正規の学校司書』実現のため、引き続き頑張ります」と表明しました。
(「しんぶん赤旗」2015年12月9日(水)付け4面に掲載 )