電話・メール・フェイスブックも・・・畑野議員 資料元に明らかに

(写真)質問する畑野君枝議員=22日、衆院法務委

(写真)質問する畑野君枝議員=22日、衆院法務委

 警察庁が使用する電話傍受装置、メール等傍受装置が、22日の衆院法務委員会で明らかになりました。日本共産党の畑野君枝議員が、警察庁の資料をもとに示したものです。装置の概要を説明した警察庁の三浦正充刑事局長は「いずれの装置も日本電気株式会社(NEC)から調達している」と明らかにしました。

 電話やメールにとどまらず、フェイスブックやLINE(ライン)など、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が盗聴(傍受)の対象になっていることはすでに畑野氏の質疑(4月18日)で明らかになっています。この日、畑野氏は「電話、メール、公開されていないSNSの盗聴、盗み見されることは人権侵害だ」と指摘しました。

 上川陽子法相は「このような行為は『通信の秘密』を制約するものと考えている」と述べながら、「法に基づいての傍受は厳格な要件と手続きのもとでのみ認められる」とごまかしました。

( 「しんぶん赤旗」2015年5月24日付け )