【視察】 箱根山に関して
火山性地震が続いている神奈川県箱根町では6日に箱根山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられました。宿泊施設や土産物店、飲食店などを営む地元の観光業にもじわじわと影響が広がっています。これから風評被害によって客足がさらに遠のくことになるのではと不安を募らせています。
日本共産党の畑野君枝衆院議員、加藤なを子県議は5月7日午前、山田和江町議とともに町役場を訪ね、山口昇士(のぶお)町長や勝俣浩行副町長、勝俣正志総務部長ら関係者と懇談し要望をお聞きしました。山口町長は「噴火警戒レベルに基づき対応しています。観光地への影響が心配です。規制されているのが箱根全体でなく一部地域だということを正確に伝えたい」と述べ、気象庁が観測機器を設置する旨を伝えてきたことに期待を表明しました。
箱根温泉供給株式会社の露木良久総務部長にも、お困り事がないかお話を伺ってきました。同地では、4月26日から火山性地震が始まり5日夜に比較的深い震源で発生。火口と想定される大涌谷周辺の半径約300メートルの地点への立ち入りを規制しロープウエーを運休、周辺の散策路や道路の通行を禁止しました。旅館や住民の皆さんの居住区域からは離れているにも関わらず、車の往来も激減しており、今後更に風評被害が深刻です。
畑野議員らは、音を発し蒸気を噴き出す大涌谷(おおわくだに)を県道から視察しました。
畑野議員はその後国会に戻り、同日気象庁を訪ね、本村伸子衆院議員とともに、西出則武長官に観測機器の空振計について要請。西出氏は「設置したい」と表明し、「場所などを検討している」と述べました。
これからも、国民の皆さんの願い実現へ、すぐに現場に行き、市町村議、県議と協力してがんばります。