日本共産党の志位和夫委員長は13日、神奈川県川崎市の武蔵溝ノ口駅前で街頭演説し、「残り1週間、これからが勝負です。比例代表選挙で日本共産党と書いていただく方を広げに広げ、必ず躍進させてください。神奈川選挙区は(改選)定数4になりました。猛追、大激戦です。神奈川が誇る女性政治家、はたの君枝さんを再び予算委員会の質問席に立たせてください」と力を込め、絶大な支援・支持を呼びかけました。
駅前のデッキに演壇をこしらえ、即席の演説会場に。志位氏が訴え始めると、人垣がみるみるふくらみ、デッキがいっぱいになりました。手すりにもたれ、ベンチにも腰掛け、弁士の訴えに耳を傾けていた聴衆は、大きな拍手を送りました。
演説で志位氏は、12日発表された統計で、非正規労働者が2千万人を超え、雇用者に占める非正規労働者の割合が38%を超えた実態を示し、「史上最悪の数字になりました。今度こそ、労働者派遣法を抜本改正し、均等待遇のルールを確立し、『雇用は正社員が当たり前の社会』をつくっていきましょう」と力説しました。
「あらゆる政策を投入し、国民の所得を増やし懐を温めるのが政治の責任です。所得を増やし、景気回復を図ろう。この願いを日本共産党と、はたのさんへの1票に託してください」と訴えました。
はたの候補は「議席を争う候補者のなかで、自民党と対決し、暮らしを守り、原発ゼロ、憲法を守ろうと訴えているのは、はたの君枝ただ一人です。宝の議席を与えてほしい」と元気いっぱい訴えました。
初めて党の演説を聞いたという女性(36)=川崎市高津区=は「憲法を変えたら、どこまでもいってしまいそう。子どものことを考えて、憲法改悪に反対です。『アベノミクス』がいいのか疑問」と話しました。
車いすの女性(63)=川崎市=は「実家が岩手で被災した知人も大勢います。原発の再稼働、輸出をいう自民党なんてとんでもない」と、女性(56)=川崎市、学童指導員=は「はたのさんが落選して、学童のことを相談できる議員は神奈川からいなくなりました。何としても国会にもどってほしい」と語りました。
(7月14日付しんぶん赤旗)