神奈川県内の日産自動車と日産車体の「非正規切り」に対し、JMIU(全日本金属情報機器労働組合)の組合員5人が同社に正社員化などを求めた裁判の証人尋問が13日、横浜地裁で開かれました。(16日付赤旗より)
原告の阿部恭、土谷理美両氏が働いていた日産テクニカルセンターの社員や、派遣元・テンプスタッフテクノロジーの営業員ら4人が、被告側証人として証言しました。
原告側は、日産は阿部、土谷両氏を事前面接で特定して雇用を決定し、賃金も自ら決めるなどしており、日産と阿部、土屋両氏の間に黙示の雇用契約が成立することを認めるべきだと主張しています。
原告側の藤田温久弁護士の尋問に対し、テンプの柴田智英氏は、阿部氏が要求した時給アップの金額を日産側も知っており、日産社員の石水卓氏がテンプの取り分を減らして阿部氏の時給を上げるよう申し入れてきたこと、その結果、阿部氏の時給はほぼ要求額通り上がったことを、事実上認めました。
日本共産党の、はたの君枝参院神奈川選挙区候補が裁判を傍聴しました。