日本共産党のはたの君枝元参院議員は22日、「『いじめ』のない学校と社会を―日本共産党の提案」を持って、湯河原町教育委員会の篠原通夫教育長らと町内で懇談しました。小沢眞司町議、党県委員会の宇都宮夕美子副委員長らが同席しました。
同町では4月、いじめを受けていたとされる町立中学校の男子生徒が自殺しました。直後に行った同級生へのアンケート調査に「たたかれていた」などの回答が寄せられており、町教委は調査を続けています。
懇談で、はたの氏は「亡くなられた生徒さんとご遺族に心からお悔やみを申し上げます。現場の状況を伺いに来ました」と述べました。篠原教育長らは、経過を報告。6月いっぱいまでに調査の報告書をまとめて保護者に説明することや、さらに調査を行うために第三者委員会を設置する方針を明らかにしました。
はたの氏は「遺族が納得できるような調査をしていただきたい」と要望。いじめ対策として、養護教諭の増員や35人学級の実現の重要性などにふれ、「きちっと支援できる体制をつくるよう国などに働きかけていきたい」と述べました。