14日、私は12日の逗子市の小学校に米兵が侵入した事件、5日の横須賀市での米兵が住居侵入した事件と相次ぐ中、在日米海軍司令官に厳重抗議をし、抗議文を渡しました。
おりしも14日は国民平和大行進が横須賀市入りした日。党の横須賀、三浦両市議団や横須賀市長候補の岸牧子さんと共に歩きました。
そして逗子市に飛び、逗子市議団と共に事件のあった久木小学校を視察しました。
抗議文は以下です。
在日米海軍司令官
ダン・クロイド少将殿
2013年5月14日
日本共産党神奈川県委員会
委員長 小池潔
元参議院議員 畑野君枝
抗議文
在日米海軍司令部は頻発する横須賀の米兵犯罪について謝罪し、
再発防止に向け実効性あるあらゆる措置をとることを要求する
報道によれば5月5日から12日にかけて神奈川県内で米海軍横須賀基地所属の米兵による犯罪が連続して発生している。
1、5月5日午前2時20分ごろ、米海軍横須賀基地に配属されているイージス艦フィッツジェラルド乗組員の1等水兵ジェレマイア・ウィーツが住居侵入の疑いで神奈川県警横須賀署が逮捕した。
2、5月12日には米海軍横須賀基地の2等兵曹クリストファー・マーフィー容疑者を逗子市立久木小学校の正面玄関のガラスを割って侵入した建造物侵入容疑で神奈川県警逗子署が逮捕した。
日本共産党神奈川県委員会は昨年に続き、今年になっても頻発する米兵犯罪に対して、1月23日と2月1日に在日米海軍司令部に対し、文書で厳しく抗議を行い、再発防止に向けてどのような実効性ある措置を講じるのかを在日米海軍横須賀司令部に対し要求してきたところであるが、その都度米軍の対応は責任者に伝えるというだけで、何ら具体的回答は示していない。今回の事件も1月の事件同様容疑者はいずれも飲酒後犯行に及んでいる。米軍が講じている夜間の外出や基地外での飲酒禁止などの措置が全く実効性のないものであることは明白である。とりわけ12日の事件は小学校の玄関のガラス扉を割って侵入するという前代未聞の凶悪な事件であり、市民生活の平穏を犯す許し難い蛮行である。
日本共産党神奈川県委員会は、県下で頻発する米兵犯罪に断固として抗議するとともに、米兵に対する監督責任を有する在日米海軍司令部の責任を問う見地から、以下の諸点についての在日米海軍司令部に要求するものである。
1、頻発する米兵犯罪に対して、在日米海軍司令部としての謝罪を求める。
2、昨年10 月の夜間外出禁止令が出された以降も、米兵犯罪は繰り返されていることは、再発防止措置がまったく実効性のないものであることを示している。今後、再発防止に向けてどのような具体的方策を考えているのか、明らかにせよ。
3、久木小学校に不法侵入したクリストファー・マーフィー容疑者は住所を横須賀市坂本町と自称している。神奈川県内には提供施設・区域外に居住する米軍人は7,000人を超えている。この施設・区域外に居住する米兵に対して、夜間外出禁止令などの再発防止策をどのように徹底してきたのか。また、提供施設・区域内に居住する米兵が夜間外出禁止令に違反した場合、どのような対応を行っているのか、明らかにせよ。
4、在日米海軍司令部は、2008年に「米海軍兵による犯罪再発防止策について」を発表した。この文書で述べられている様々なプログラムは現在でも実施されているのか、明らかにせよ。また、その後、この文書に代わる新たな犯罪再発防止に向けたプログラムが作成されていれば、その文書を公開せよ。
5、これから夏に向かい、多くの海水浴客や観光客が訪れることが予想される。平穏な市民生活が脅かされることのないよう、米軍としてパトロールの強化など再発防止に毅然として取り組むことを要求する。
以上