4月7日、志位和夫委員長を迎えて川崎市で行われた日本共産党演説会で、はたの君枝元参議院議員【参院神奈川】は次のように訴えました。
---------------------------
参議院神奈川選挙区でがんばります、はたの君枝です。参議院比例代表では日本共産党にご支援をお寄せいただき、田村智子さんをはじめ日本共産党5議席への前進を何としても実現させてください。神奈川選挙区では、私、川崎生まれのはたの君枝を国会で働かせてください。よろしくお願い 申し上げます。
いま、「暮らしていけない」という悲鳴が上がっています。
私のチラシに「いまの政治 あなたの思いをおきかせください」というアンケートがついています。先日そのアンケートに高齢の方がこのように書いて渡してくださりました。
「老人は今の世の中には生きていけません。また保険料の値上げとの事どうしたらよいのですか年金の無い私達」。本当にそうです。後期高齢者医療制度の廃止、介護、年金の充実はまったなしです。
この間、宣伝カーの前で女性の方が声をかけてこられました。「夫が病気になり、暮らしていけなくなりました。役所に行って生活保護をお願いしました。どれほどつらかったことか」「今度は民主党には入れたくないの。どこに入れようか悩んでいます。」私は、これまで川崎の派遣村で、仕事や家を失った方の相談にのったり、区役所に一緒に行き、生活保護の申請にも付き添ってきました。それで、その女性のかたに「大変でしたね。私が近くにいましたら一緒に行ってさしあげたかった」とお話ししました。そうしましたらその方が「あなた市会議員さん?」とおっしゃるので、私が「はたの君枝です」と申し上げると「ああ、はたの君枝さん」とわかってくださって、私が「お金に汚れた政治を変えて、くらしを良くするための政治にしていきましょう」とお話ししましたところ、その女性の方は「今度は夫とふたりで共産党にいれます」とおっしゃってくださりました。
いま、貧困と格差が神奈川県内で広がっています。この10年来、構造改革のかけ声のもと、医療が奪われ、雇用が壊されてきたからです。
先日、川崎市会議員団や県会予定のむねたさんと一緒に、本日の演説会のご案内で川崎市内を回りました。商工会議所や医師会、建設業協会、電機工業会などにもおうかがいしました。市内のある町工場の社長さんは、3か月仕事が全くないと実情を話してくださりました。わたしは、志位委員長の2回にわたる国会質問を傍聴しましたが、川崎のJFEスチールや三菱ふそうをはじめ労働者が立ちあがってがんばっている、雇用を守るとりくみとともに、質問で動かしつつある中小企業への支援、機械のリース代補助をはじめ、川崎の神奈川の地域経済を支えるみなさんを応援する政治をどうしても実現したいと思います。
行政のムダを削ると、各党のみなさんが言いますが、その一つ、軍事費にメスを入れるよう日本共産党が求めることができるのは、平和でこそ日本でも世界でもまともな経済の発展が実現できると考えているからです。核密約で国民をだまし、沖縄や神奈川に米軍基地を押し付け続ける予算、思いやり予算、沖縄のSACO経費、米軍再編経費3430億円ものお金は、ただちにやめるべきではありませんか。戦争でモノを破壊する予算から、国民のくらしを支え育てる予算に変えようではありませんか。
私が国会におりましたとき、たとえば、学校の地震対策を行いますと、同じ予算を使っても、経済波及効果が高いということを示して総理大臣に質問しました。地域密着の仕事というのは、働く人を生みだす点でも中小企業の仕事にとっても、使った予算の何倍もの経済効果を生みだすからです。川崎で2513人が待っている保育所や、5339人が待機している特養ホームも、その建設をしっかり行うことは、福祉とともに経済の活性化の力になります。私は、貧困と格差をさらに広げる消費税増税には頼らない、ルールある経済社会を実現して、くらし応援の財源をつくるためにがんばります。
農協に初めてうかがいましたが、「農協の全国大会で志位委員長のあいさつがいちばん拍手が多かったですね」と話題になり、「食料自給率41%という状況を何とかしなければならない。価格保障はぜひやってほしい」と要望がだされました。県内の森林組合長さんに初めてお会いしましたら、「全国大会に志位さんが来てくれて、握手をしました」とこちらでも共産党が話題になりまして、「しんぶん赤旗」をはじめて購読してくださることになりました。神奈川県内、私たちがおうかがいするなかで、かつてない新しい変化が生まれています。
奪われた医療、仕事を取り戻し、安心して毎日が暮らせる日本にするために、私は、みなさんの声を国会に届け、実現するためにがんばります。参議院選挙といっせい地方選挙で、日本共産党と私、はたの君枝へ、党派を超えた大きなご支援を心からお願いして、訴えとさせていただきます。