かながわ女性9条の会などでつくる実行委員会が23日、「愛LOVE(ラブ)9条 かながわ女性9条のつどい」を横浜市で開き、約850人が参加しました。(3月24日付赤旗より転載)

(写真)「かながわ女性9条のつどい2013」で「故郷」を合唱する参加者=23日、横浜市

 方言指導者の大原穣子さんが開会あいさつし、「戦争が終わってから空から爆弾が落ちてくることもなくなった。憲法9条を守り続けてきたから。これからも平和のために守っていきましょう」と呼びかけました。

 東京大学大学院の小森陽一教授が「21世紀によむ夏目漱石と憲法9条」と題して講演。小説「草枕」に漱石の戦争を憎む気持ちが表れ、それが憲法9条につながっていることなどを語りました。また安倍政権が憲法の発議要件を緩和する96条の改悪を狙っていることに対し、「96条は勝手に憲法を変えられないように縛っている。9条改憲を許さないためにも96条を守らねばならない」と訴えました。

 ウクライナ出身の歌手、ナターシャ・グジーさんが歌い、チェルノブイリ原発事故の体験を語りました。

 参加者は全員で「故郷」を合唱しました。

 フリーターの女性(26)は「選挙では憲法を守るために自分の頭でしっかり考えて選ぼうと思う」と話しました。

 日本共産党のはたの君枝参院神奈川選挙区予定者が参加しました。