陸上自衛隊中央即応集団司令部の米陸軍キャンプ座間(神奈川県座間、相模原両市)への移転に反対して、周辺の市民が20日、同基地に隣接する座間市の座間公園で抗議集会を開きました。(3月21日付赤旗より転載)
主催したのは「基地強化に反対し、早期返還をめざすキャンプ座間周辺市民連絡会」です。約120人が参加し、基地周辺を行進し「中央即応集団司令部移転反対」「基地の早期返還を」とアピール。米軍と自衛隊に、日米軍事一体化撤回などを求める要望書を提出しました。
(写真)中央即応集団移転に反対しキャンプ座間周辺を行進する集会参加者=20日、座間市
中央即応集団司令部の移転は在日米軍再編の一環として米陸軍と陸自の一体化を狙ったもので、26日に移転を完了します。同基地には米陸軍の第1軍団前方司令部があり、海外で日米が共同で作戦する態勢が強化されます。
集会で、同連絡会の鴨居洋子代表は「米軍と自衛隊が一体で戦争をする仕組みが大きく進んでいます。憲法を守り、私たちの街を戦争の一大拠点としない決意を固めあいましょう」とよびかけました。
相模原市から参加した女性(65)は「怖いです。即応司令部ということで、何かあったら戦争に巻き込まれてしまうのでは」と話していました。
日本共産党の、はたの君枝参院神奈川選挙区予定者が連帯のメッセージを寄せました。