「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」は15日、防衛省南関東防衛局を訪れ、米海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地での米軍オスプレイの使用や、海自次期固定翼哨戒機(P1)の配備をしないよう求めました。

同会の上野格、河野幸司両代表委員、宮応勝幸事務局長らが出席。日本共産党の、はたの君枝参院神奈川選挙区予定者が同席しました。

上野氏らは、同防衛局長が厚木基地にP1を配備すると12日に通知した事に抗議。ジェットエンジンを主動力とする飛行機は、緊急やむを得ない場合を除き厚着基地を使用しないとした横浜防衛施設局長(当時)の通知(46文書)を厳守し、P1を配備しないよう要望しました。

応対した地方整備課連絡調整室長は、46文書の規定は「尊重すべきものだ」としながら、ジェット機の「安全性」「静粛性」は進歩しているなどと説明し、P1配備を行うとしました。

上野氏らは、人口密集地でのP1の騒音は住民に大きな影響を与えるもので、「静粛性」をことさら強調しても、46文書を踏みにじる根拠にならないと指摘。P1の配備は46文書に違反するものだと批判しました。