日本共産党の志位和夫委員長は、5日の衆院本会議代表質問後に1都4県から傍聴に来た市民ら約30人と国会内で懇談しました。
志位氏は、安倍首相にТPP反対の公約や財界への賃上げ要請の姿勢などをただした論戦について「首相は、すりかえと自己矛盾の答弁しかできなかった。高支持率の安倍政権の中身が、早くも崩れてきている表れだ」と指摘。都議選、参院選に向け「今こそ共産党の出番。必ず躍進を勝ち取りたい」と力を込めました。
はたの君枝、寺尾さとし、えんどう昭子の各参院選挙区予定者も参加。「最賃引き上げ実施へ頑張る」「増税阻止へ住民の皆さんと力を合わせる」などと決意を述べました。田村智子参議院議員も挨拶しました。
参加者の感想では、一部の企業が賃上げを実施するニュースが「共産党の国会論戦の成果だ」と話題に上り、志位氏は「非正規の人たちへの賃上げにも企業が踏み出すよう頑張りたい」と話しました。国会質問を初めて傍聴した参加者が「ТPPや消費税問題を取り上げた時、自民党議員のヤジがすごい。志位さんが痛い所を突いているからと思った」と話しました。