メーンスローガンに「勝ち取ろう賃上げ」「政治を変えて要求実現」を掲げる神奈川県民大集会が3日、横浜公園で開かれ、約1500人が集まりました。オープニングでは、制服向上委員会のメンバーがライブを行い、「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」など3曲を披露しました。
開会あいさつした神奈川労連の水谷正人議長は、今年の春闘では「何が何でも勝ちとる要求」として、①賃金引き上げ・最賃1000円以上②仲間の拡大③憲法9条を守る――を掲げたと紹介。「要求実現のために夏の参院選を絶対に勝ち抜く。本集会をスタートに、その為の準備を推進しよう」と訴えました。
日本共産党の小池晃副委員長・参院比例予定者、はたの君枝参院神奈川選挙区予定者が揃って登壇し、小池氏が挨拶しました。
小池氏は「不況打開のために政府がまず持つべきは賃上げ目標だ」と強調。賃上げは、大企業の内部留保260兆円のごく一部を使えば可能だと説明し、「全国一律最低賃金制と時給1000円以上の実現を、中小企業支援とあわせてやっていこう」と呼掛けました。
集会では、消費税増税、原発、改憲などの問題について、各分野の参加者が発言しました。集会参加者は2コースに分かれて、市内をデモ行進しました。