「かわさきの安全でおいしい水道水を守る会」は17日、川崎市が廃止を計画している生田浄水場の存続を問うつどいを開き、40人が参加しました。
町井弘明代表が運動の経過と生田浄水場の重要性に付いて説明。横浜市の水道局で長く水道行政に携わってきた自治労連・公営企業評議会の渡辺卓也氏と、川崎市の上下水道局を相手どって裁判を起こしている市民オンブズマン代表幹事の穂積匡史弁護士がそれぞれ講演しました。
渡辺氏は、水は身近な所で蓄え循環させる事が最も効率的でおいしいとして、「水も地産地消すべき」だと強調。国がダム至上主義を押し付け、巨大なダムを次々造り、水は余るのにその借金を返さなければならないという悪循環を作ってきたと指摘しました。
日本共産党の井口まみ市議は、市の「生田浄水場用地の有効利用に関する基本計画(案)」で、地下水をくみ上げる井戸のほとんどが廃止されない事になったと報告。「運動の成果であり、引き続き全体を残す運動を」と激励しました。
つどいには、はたの君枝参院神奈川選挙区予定者も参加しました。