日本共産党の志位和夫委員長は、31日の衆院本会議の代表質問の後、約30人の傍聴者と懇談しました。
志位氏は、論戦で安倍首相が震災復興やデフレ不況脱却、オスプレイ配備強行の問題など何一つ正面から答弁出来ていなかった事を指摘。「安倍政権が民主党時代の悪い政策は全部引き継ぎ、多少とも前向きなものは全て否定するという姿勢がはっきりした」と述べました。
そのうえで今回の論戦でいくつかの重要な答弁を引き出したと語りました。
まず歴代自民党政権が「安全神話」で原発政策を推し進めた点をおわびした事をあげ、「実際にやろうとする政策とは違うという事を攻めていく足掛かりになります」と強調しました。
日本軍「慰安婦」問題で「強制性を立証する文書が無い」事を理由に、強制の事実はなかったとする議論は成り立たないという主張を否定できなかった事をあげ、「安倍首相は否定できず、歴史を改ざんする動きに一つ釘を打てた」と力説。大いに自公政権を論戦で追い詰める決意を語ると、参加者は大きな拍手で応えました。
田村智子参議院議員と、吉良よし子(東京)、はたの君枝(神奈川)、えんどう昭子(山梨)の各参院選挙区予定者が挨拶しました。
はたの君枝参院神奈川選挙区予定者の感想
「町工場を見ると仕事が減った、単価が下がって困っているという声が出されます。国民の願い、苦しみに打開の展望を示した代表質問を力に党を躍進させたい」と感想を語りました。