米軍オスプレイの撤去を求め、米兵の凶悪事件を糾弾する沖縄県の「怒りの御方人・うまんちゅ大行動」に連帯して、神奈川平和委員会、大和市平和委員会は12月23日、米海軍厚木基地の滑走路北側で抗議・監視行動を行いました。

12月23日オスプレイ②

参加者は寒風の中、歌い、豚汁を食べながら実施。厚木基地に向かい「オスプレイの飛行・配備反対」と怒りの声をあげました。

集会では主催者を代表して、県平和委員会の菊谷節夫理事長は「オスプレイ来るな。厚木基地の使用・拠点化反対の闘いを強めていきたい」と挨拶しました。

大和市平和委員会の上野格代表委員は、大和市議会が同基地をオスプレイの訓練で使用しないよう求める決議を全会一致で可決したと紹介。民医連で働く青年たちが参加し、柏木哲哉さんが「若い力で米軍基地をなくし、オスプレイを日本から追い出していきたい」と訴えました。

農業生産法人「なないろ畑」の片柳義春さんは、米軍機の事故で金属部品が畑に落ちた事を報告しました。

日本共産党の、はたの君枝元参議院議員は「憲法を力にして、米軍基地をなくす、安保条約を廃棄していく闘いを進めたい」と訴えました。

 

オスプレイ配備反対 横浜弁護士会が会長声明

横浜弁護士会(木村保夫会長)は12月12日、「オスプレイの我が国への配備及び訓練に反対する会長声明」を発表しました。

声明は、米軍オスプレイの沖縄県への配備・訓練と、厚木基地の使用を撤回・中止するよう米国政府に求めるもの。日本政府に対しては、米国に撤回・中止を求めるよう要望しています。

声明文は、オスプレイが事故を繰り返している事から、市街地ただなかの普天間基地への配備・訓練は極めて危険だと指摘しています。

厚木基地の使用については、基地周辺の200万住民に重大な騒音被害を与えている実態や、1977年には米軍ジェット機が横浜市に墜落し母子が死亡した事故があった事を説明。オスプレイの同基地での訓練が「騒音被害を深刻化させると同時に、墜落その他の事故の危険を格段に増大させ、確実に周辺住民の生活に重大な被害と危険をもたらす」と批判しています。

 

大和市議会 飛行中止求め決議

米海軍厚木基地を抱える大和市議会は12月21日、年末年始における航空機の飛行中止を求める決議を全会一致であげました。

決議は、市民は、横須賀港を母港とする米原子力空母艦載機の離着陸訓練で、日頃から航空機騒音や墜落事故の不安に悩まされていると指摘。「市民は、せめて年末年始、特に正月は平穏な生活を取り戻したいと切に願っている」と訴えています。

また、同市議会は11月29日、厚木基地でのオスプレイの訓練や使用などを行わないように求める決議を全会一致であげました。

 

オスプレイ配備反対 鎌倉市議会で意見書

鎌倉市議会12月定例会は最終日の20日、国に対する3件の意見書を、日本共産党などの賛成多数で可決しました。可決したのは●米軍オスプレイの配備・低空飛行訓練計画の撤回を求める●大飯原発の稼働停止に向けた措置を講ずる●医師・看護師等の大幅増員と夜勤改善を求める――とした意見書です。

公明党は、大飯原発の稼働停止を求める意見書に反対しました。

神奈川ネットは、医師・看護師の大幅増員などを求める意見書の採択で、退席しました。