日本共産党の志位和夫委員長は17日、横浜駅前で、前日の東京・新宿駅前に続いて街頭演説に立ち、党が掲げる日本改革の「提言」と明るい未来を精力的に訴えました。「日本の命運のかかった選挙です。60年続いた『自民党型政治』にサヨナラの審判を下しましょう」と力いっぱい声を上げ、党の議席倍増への支援を呼びかけました。
あいにくの雨が降りしきるなか、駅前広場を傘と人垣でぎっしり埋めた聴衆は、「よし」「そうだ」と盛んな拍手を送り、熱気であふれました。志位氏の演説に次つぎと市民が足をとめ、聴き入りました。
演説のなかで志位氏は、選挙間際に新しい党をつくりながらも離合集散を繰り返す勢力にふれて、「スジを通す党」として評価が高まっている日本共産党を対置。戦前・戦後、国内外の抑圧と干渉を厳しく批判しはね返すとともに、「人間の自由と民主主義が花開く社会」を目指し「自主独立」の立場を貫いてきた日本共産党の歴史を示しました。
「日本共産党はきのう、きょうできた政党、あすどうなるかわからない政党とは違います。1世紀近い歴史で試された党―日本共産党こそ、21世紀の日本の未来を安心して託すことができる党です」との力強い訴えに、「頑張れ」の声援と拍手がわきおこりました。
はたの君枝衆院南関東比例予定者は、米軍のオスプレイ本土配備に触れ「飛来地に神奈川県の厚木基地も含まれています。首都圏の住宅密集地の上で訓練など絶対に許されません。アメリカいいなりでなく安保条約をなくして対等・平等の日米関係を築きましょう」と訴えました。
神奈川全18区の小選挙区予定者が勢ぞろいし、紹介されました。
演説を聞いていた女性(71)は「年金は下がるばかりで生活が大変です。消費税の増税はやめて、なくしてほしい。がんばってください」と話し、「しんぶん赤旗」日曜版の購読を申し込みました。