衆院南関東ブロックでの2議席獲得に向け、はたの君枝衆院比例南関東ブロック予定者は神奈川、千葉、山梨の3県を駆け巡っています。千葉県での5000カ所宣伝、神奈川県キャラバン宣伝と相模原市での後援会結成総会に参加したはたの氏に同行しました。(23日付赤旗から転載)
はたの氏は12日、千葉県我孫子市での宣伝行動に武石英紀8区予定者らとともに、消費税増税中止、原発即時ゼロ、尖閣諸島問題での党の立場などを訴えました。
「野田政権を観ていると、政治に対する不信感が募るばかりです」と話すのは、かすみストアー前で訴えを聞いていた女性。「尖閣問題では、暴力をあおるような傾向があって怖い。その点、共産党が冷静な外交交渉を始めるべきだと言っているのは説得力があります」
我孫子駅前では、はたの氏の演説を聞いていた女性からミカンの差し入れも。女性は「今すぐ原発をゼロにする決断を政治がしなきゃいけないし、できるんだというはたのさんの訴えに特に共感しました」と話します。「ここ(我孫子市)は放射能のホットスポット。原発事故以降、子どもたち夫婦は孫を連れて遊びにも来なくなりました。自然エネルギーに代えなければ未来は無いと思う」
棚上げはだめだ
翌13日、はたの氏は午前中から、党神奈川県委員会の全県キャラバンカーに乗って、相模原市、座間市、大和市を駆け巡りました。
玄関先で「おーい、頑張れよ」と声をかける男性。散歩中の老夫婦、子ども連れの女性、車を運転中の男性から、相次いで宣伝カーに手が振られます。
住宅街やスーパー前、駅頭などで車を止め、いのまたゆり14区予定者、宮応かつゆき13区予定者らとともに訴えるはたの氏。
「尖閣諸島の問題では、日本共産党は外交交渉の力で解決しましょうと提言を出して、志位和夫委員長が官房長官に提起しました。日本の政府は、領土問題は無いという立場で中国側に主張してこなかったんですね。志位委員長は中国大使とも会って、尖閣諸島は歴史的にも国際法上も日本の領土だと丁寧に話しました」
領土問題の最後をはたの氏は「こうした主張が出来るのも、日本の侵略戦争や植民地支配に命がけで反対してきた歴史をもつ党だからです」と結びました。
座間市の小田急相模原駅前で、ベンチに座って演説を聞いていた男性は「日本政府の対応は後手後手だ。言うべきことも言えない。棚上げはダメだよ。外交交渉で主張しなさいという共産党の言い分には、なるほどと思った」と話します。消費税増税問題について「増税しなくても、社会保障は大丈夫という話の部分をもっと聞きたくなった」と興味深げでした。
筋通す共産党を
キャラバン宣伝の合間を縫ってはたの氏は、相模原市の南区東地域連合後援会結成総会に出席。厚木基地の米軍機による爆音問題、オスプレイ配備の危険、尖閣諸島問題などを語り、「後援会、市民の皆さんと共同し、総選挙で日本共産党を躍進させていただき、日本の明るい前途を切り開きましょう」と決意表明しました。
総会に出席していた男性は、9月中旬まで中国の日本企業で働いて、中国の「反日デモ」の影響で一時、工場内に閉じ込められてしまったと語ります。
「中国で働いている日本人は、まともに外交交渉しようとしない日本政府の対応にみんな怒っています。ちゃんと主張する事は主張し、筋を通して話し合うという共産党の提案は、今待たれていると思います」