神奈川県の県有施設や補助金を大幅に廃止・削減する「県緊急財政対策」をストップさせようと、「県民要求を実現し、県政の革新を推進する連絡会」は22日、県民集会を横浜市神奈川区で開き、259人が参加しました。県民の財産を一気に壊す“自治体リストラ”計画を進めようとする黒岩祐治知事の暴走を許さないとの熱気に包まれました。
(写真)「黒岩知事の暴走を許さない」とリレートークする県民集会の参加者=22日、横浜市
県民連絡会の片倉義則事務局長が、県の「県緊急財政対策」の問題点を基調報告。県財政が破綻寸前ではないことも明らかにし、運動を強めることを呼びかけました。
リレートークでは、22人が発言。「県立三ツ池公園の存続を求める署名運動を始めた」(同公園を守る実行委員会)、「総合的なスポーツ施設である体育センターを見直し対象にしたこと事態、許せない」(新日本スポーツ連盟県連盟)などの訴えがありました。
神奈川労連の代表は全自治体要請行動を行い、怒りの声が寄せられていることを報告。県立障害児学校教職員組合の代表は「県立特別支援学校通学用車両運営費県費補助金が削られたら、養護学校に通う足が奪われてしまう」と訴えました。
参加者は県の説明会への参加・意見表明、県や県議への要請、宣伝などの行動提起を確認しました。