首都圏反原発連合の有志が呼びかける首相官邸前抗議行動が28日、官邸前と国会・霞が関一帯でおこなわれました。3月29日に「再稼働反対」「原発ノー」を訴えて始まった抗議行動は、この日で半年。2万7000人(主催者発表)が参加し、「今すぐ原発ゼロに」の声が相次ぎました。
「赤旗」排除 規制委に批判
この日の官邸前抗議行動では、原子力規制委員会が「しんぶん赤旗」を記者会見から排除していることに批判の声があがりました。
国会正面前のスピーチエリア。最初にマイクを握った男性は、「これは憲法違反です。透明性が大事だといっていたのに、その舌の根も乾かぬうちにこんなことをするのは許せない。規制委はやり直すしかない」と話しました。
官邸前行動 志位委員長が参加
日本共産党の志位和夫委員長と笠井亮衆院議員は28日、原発再稼働に反対する官邸前行動に駆けつけ、参加者とともに「全国のすべての原発をただちになくせ!」と声を上げました。
志位氏は「二度と福島のような事故を起こさない最大の保障は、すべての原発を廃炉にすることです。再稼働はできない、必要もない、再稼働させないまま廃炉にしよう」と力強くスピーチ。
また、原子力規制委員会が「赤旗」を記者会見から排除した問題についてふれ、「排除の理由は、『特定の主義主張だ』といいますが、原発に反対するのは特定の主義主張ではありません。国民の声です」と強調すると、「そうだ!」の声援が飛びました。
志位氏がさらに、「原子力の規制ではなく、報道規制になる。こんなことは絶対に許せません」と述べると、参加者からも「ふざけるな!」「許されない!」の声が上がりました。
今回も多彩なプラカードがありました。