神奈川県横須賀市で27日、「平和の母子像」実行委員会が、米軍機墜落35年の平和の母子像前集会を開き、約150人が参加しました。日本共産党のはたの君枝衆院比例南関東ブロック予定者と斉田道夫11区、いのまたゆり14区予定者も参加しました。

 母子像は、横浜市緑区[現・青葉区]で1977年に起きた米軍機墜落事故で亡くなった母親の林和江さんと幼い兄弟を悼み「この悔しさを私たちは忘れない」と全国からの募金で建てられました。

 集会では、新日本婦人の会の地元支部がつくった紙芝居「鳩よよみがえれ」の上演や、岡山県のボーカルグループ「フリーダム」の演奏が行われました。

 事故の被害者で、国と米兵を相手にした裁判で勝利した元原告の椎葉寅生さんは、沖縄県の普天間基地へのオスプレイ配備問題に触れ「墜落事故の被害者として絶対に許すわけにはいかない」と訴えました。

 米兵に妻を殺され裁判でたたかう原告の山崎正則さんもあいさつしました。

 安保廃棄統一促進会議の宇佐美一平事務局長は、米軍が関わる事件・事故や米軍基地の問題の根は日米安保にあると指摘しました。

 9ヶ月の赤ちゃんを抱いて参加した中澤千尋さんは「私と2人の子どもは和江さん母子と年齢が同じくらい。胸が痛くなりました」と話しました。

 はたの氏は「平和の声と和江さんの思いを国会に届けるため頑張る」とあいさつしました。