神奈川県相模原市の在日米陸軍相模補給廠で負傷者を野戦病院に搬送して治療する演習「メディックス2012」が行われた28日、相模原市平和委員会は、同基地北側で監視行動に取り組みました。

 行動には、各団体から33人が参加。参加者は「人口密集の都市のど真ん中で軍事演習は許されない」と書かれた横断幕を掲げ、演習反対を訴えました。

 参加者は、病室や手術室などが入るテントや、負傷者役の兵士を搬送する様子などを確認しました。

 日本共産党のはたの君枝衆院南関東ブロック比例予定者、いのまたゆり衆院神奈川14区予定者、藤井克彦、松永千賀子の両相模原市議も参加しました。

 はたの氏は、いのまた氏らと共に演習の中止を外務省と防衛省に要請したことを紹介。藤井氏は「基地の強化、固定化につながらないよう、みなさんと一緒に声を上げていきたい」と訴えました。

 市平和委員会の田中武夫理事長は「軍事訓練が繰り返されないよう行動を起こしていきたい」と話しています。