神奈川県労働組合総連合は20日、神奈川地方最低賃金審査会が、2012年度神奈川地方最賃額を時間額13円引き上げて849円にすると答申した事に関して、神奈川労働局の久保村日出男局長にあてて、異議申し出を出しました。
申し出では、政府の示す生活保護基準との乖離額(18円)すら解消しない事は、最賃法違反の状態を是認しているものだと批判。849円では月150時間、年間1800時間働いても年額152万8200円にしかならないと指摘しています。
神奈川労連が労働時間や税負担などを正しく見積もった試算では、時間額1400円以上が本来の生活保護基準だとして、少なくとも時間額1000円以上に引き上げる事を求めています。