米原子力空母が配備されている米海軍横須賀基地のある神奈川県横須賀市で19日、市民団体「いらない!原子力空母」が「夏の夕涼みパレード」を開催しました。約120人が「I LOVE YOKOSUKA 原子力空母って必要?」と書かれたピンクの風船を手に、音楽に合わせて市内を行進しました。
平岡文美(あやみ)実行委員長は、生まれ育った横須賀の観光に「横須賀が好き」という言葉が軍艦などと一緒に使われていると憤りを語り、「安心して平和な横須賀で暮らすためには、原子力空母はいらない。この思いが、吉田雄人市長や日本政府に届くことを願っています」と話しました。
初参加の女性(24)は、これまでは行動しても変わらないと考えていましたが、日本で一時、稼働している原発がゼロになったことで「あきらめちゃいけない」と感じたと話し、「横須賀では米軍より住民の方が下に扱われています。基地も空母もいらない」と述べました。
沿道で涙ぐみながら見ていた女性(67)は「こんなに暑いのに、すごい。米軍がいることに不安はあります。国として、しっかりと米国にもモノを言ってほしい」と語りました。
日本共産党横須賀市議団(3人)も参加しました。