党神奈川県委員会は2日、志位和夫委員長を迎えた演説会を横浜市で開きました。はたの君枝南関東ブロック比例予定者と、市内8小選挙区のうちこれまでに発表された7人の予定者が勢ぞろい。会場は、強く大きな党を作り、次期総選挙で必ず勝利して、国民の願いにこたえる本物の大改革をすすめようとの熱気に包まれました。
志位氏は「アメリカ言いなり・財界中心」の古い政治の害悪を断ち切る日本改革のビジョンを力強く語りました。
神奈川県は沖縄に次ぐ米軍基地県で、多くの県民が基地被害や米兵犯罪に苦しめられています。
「アメリカいいなり政治の根本にある日米安保条約の是非を国民的に問うべき時期に来ている」。こう指摘した志位氏は、日米安保条約をなくせば、①米軍基地の重圧から日本国民が一挙に解放される②日本が9条生かした世界平和の発信地になる③経済主権を確立する確かな保障が作られる・・という3つの展望を語りました。
志位氏自身が「野党外交」の中で体験した、東南アジア各国間の「対話と信頼醸成」の努力も紹介しつつ、この地域に平和の地域共同体が発展していることを力説。この平和の地域共同体を北東アジアに広げようと呼掛けました。
そのうえで「憲法9条生かし、軍事に頼らない『平和的安全保障』によって日本と東アジアの平和と安全をしっかりと守る仕事を日本共産党にやらせてほしい」と訴えると、満場の聴衆から大きな拍手と歓声が沸き起こりました。
はたの氏は神奈川県内の米軍基地の危険な現状を指摘し「アメリカ言いなり政治のおおもとにある安保条約をなくせば米軍基地はなくせます」と述べました。さらに、サービス残業の根絶、保育・福祉・教育・防災の充実、中小企業への支援を行えば、神奈川で40万人以上の新たな雇用が生まれると強調。「財界中心の政治から国民が主人公の政治に」と訴えました。
各小選挙区予定者が「総選挙で必ず勝ち抜いていく決意です」「人間らしく働けるルールの確立を」などと訴えました。決意を述べたのは、明石ゆきお(1区)、こだま俊明(2区)、本橋佳世(3区)、かとう勝広(4区)、横山せいご(5区)、かわじ民夫(6区)、くぎまる進(8区)の各氏です。
第 2会場まで満員となり、入党コーナーも設けられました。