自然エネルギーシンポジウム実行委員会は5月20日横浜市内で、原発ゼロ・自然エネルギーに転換をとシンポジウムを開催しました。これは学生新歓企画シンポジウムとして計画されたもので、大友詔雄工学博士・㈱NERC(自然エネルギー研究センター代表取締役センター長)、亀田俊英福島県農民連会長、小野秀明日本共産党社会科学研究所事務局長がパネリストを務め、はたの君枝衆院南関東ブロック比例予定者が挨拶しました。

はたの氏は「今日のシンポジウムで、自信をもって原発はゼロに、自然エネルギーへの転換は可能だと、みなさん、言えるようになったのではないでしょうか。

神奈川への福島第一原発事故の影響は、たいへん大きなものがあります。

県内産の足柄茶は、私たちは農協や生産者のみなさんと懇談し、東京電力に賠償の申し入れをしましたが、売上は3割落ち込んだままです。

いまでも、側溝など、水がたまりやすいところでホットスポットが見つかっています。私も測定に参加しましたが、若いお母さんやお父さんが測定グループを作り、放射能ノーの運動をしています。

毎日食べる学校給食の食材検査の充実も急がれています。

県内各地の下水道処理場の焼却灰からセシウムが検出され、仮置き場は満杯です。

岩手県、宮城県の震災がれきの広域処理の問題では、協力しようにも、焼却した灰から放射性物質が安全に処理されるメドはたっていません。

文部科学省がつくった放射線についての副読本は、いまだに放射線は「身近にあるもの」と繰り返し、内部被ばくの危険性を過小評価しています。

こ うしたなかで、神奈川県民のなかでも、3.11には復興と原発ゼロの大きな運動が広がりました。私も参加しましたが、横浜・大通り公園で1500人、川崎・平和公園で1650人、そのほか、藤沢、大船、保土ヶ谷、戸塚、瀬谷、金沢、座間、厚木、寒川、小田原などで被災地復興への連帯と原発ゼロを誓い合い、パレードも行われました。

こうした運動と国民世論でいま、原発再稼動をストップさせていますが、これを原発ゼロに、政府のその決断を迫る、そして自然エネルギーを本格的に導入させる、こうした取り組みをいっそう大きく広げていくときだと思います。

そして神奈川では、横須賀に2つの海に浮かぶ大きな原子炉がいまだに稼動しています。原子力空母の母港を一刻も早く撤回させなくてはなりません。

自然エネルギーの導入は、県内自治体も県知事はじめ、少しずつ取り組み始めています。

5月20日学生シンポ

今日のシンポジウムを機会に、学園で、地域で原発ゼロ、自然エネルギーへの転換は可能だということを、大いに語り合い、広げていきましょう。私たち日本共産党は皆さんと一緒に、力をあわせてがんばることをお誓いします。ともにがんばりましょう」と述べました。