6月5日、「共に生きよう」と、ヘイトスピーチの被害者である崔江以子(チェ・カンイヂャ)さんが川崎市中原区の平和公園で訴えました。ヘイトデモを市民の力で中止に追い込んだ日でした。
昨年11月と今年1月、在日コリアンのみなさんが多く住む川崎市川崎区桜本をめざすヘイトデモが告知されました。
崔さんをはじめ在日コリアンのみなさんが勇気をもって声をあげたことをきっかけに、市民の運動とともに、ヘイトスピーチを根絶するための国会内の動きも加速しました。
参院では仁比聡平議員が、衆院では私が日本共産党から質問に立ち、法務委員会では全会一致で「ヘイトスピーチ解消法」が可決され、6月3日施行されました。大きな一歩でした。
でも終着点ではありません。10月21日の委員会で、私は崔さんに対するインターネットでのヘイトスピーチ問題を取り上げ、早急な対策を法務、総務両省に迫りました。法務大臣は「説得力のある指摘を重く受け止め、ヘイトスピーチ解消にむけがんばっていく」と明言しました。
平穏な暮らしを取りもどしたい。そのあたりまえの願い実現へ、共に歩みを続けます。
( しんぶん赤旗2016年10月29日(土)付け 13面首都圏のページに掲載 )