10月14日、私は、横浜地裁で開かれた、日産自動車関連・非正規切り問題の裁判を傍聴しました。原告側は、毎日新聞が報道した、日産の「派遣社員マニュアル」の全面開示を求めました。それは、労働者派遣法で禁止されている事前面接について、「派遣staffを選択する行為は禁止されて」いるので「職場見学」に置きかえて「面談」している、というものです。まさに原告の訴えと同じ内容です。
10月12日には、横浜地裁川崎支部で開かれた、JFEスチール・共和物産の不当解雇などを訴える裁判も傍聴しました。解雇の理由として、売り上げの低迷などを主張してきた共和物産でしたが、決算資料の提出により、当時、実際には2000万円以上も黒字であったことが明らかになりました。
裁判に立ち上がった労働者たちが、弁護団、支援のみなさんと力をあわせて、人間らしい雇用を実現するためにがんばっています。「ルールなき資本主義」といわれる日本経済の異常なゆがみをただして、労働者の雇用を守る「ルールある経済社会」をつくるために、私も一緒にとりくみます。